お好み焼き屋を居抜きで開業!

なぜ粉物屋は儲かると言われるのか?

粉物屋とは小麦粉を中心とした穀物の粉を使った料理を提供する店であり、多くの場合には主にお好み焼きを扱う店を指します。粉物屋は一般にとても儲かるという風に考えられていますが、その理由は単価の高低ではなく、かかる費用の低さにあります。

お好み焼きを例に考えると、お好み焼きの基礎となるのは小麦粉、キャベツ、揚げ玉、卵であり、いずれもとても単価が安く大量に仕入れることが容易なものです。これに少量の豚肉やイカなどの具材を加えるだけでお好み焼きとして成立してしまうのです。このような原料の安さに加えて、店舗を経営した場合の人件費の安さも儲かる理由につながります。通常の飲食店では調理した料理を提供するものですが、お好み焼きの場合には鉄板を準備しておいて焼いてもらうことができます。この自分で焼くという作業を楽しみにしてくるお客さんもいるくらいであり、お店の売りにもなるわけなのですが、材料を準備するだけで調理をする必要がない分、人件費を削減することができます。

また、厨房機器についても大きく削減できるため、厨房スペースを狭くすることができ、同じ面積の店舗であれば、より多くのお客さんを呼び込むことが可能になります。このように原価と人件費の削減に加え、収容人数を相対的に増やすことができるということが粉物屋が儲かる主な理由です。